マッケンジー体操は自分自身で腰痛を改善する治療方法です。
そこでこのページでは動作が正しく行われているかどうかを判断する効果検証方法を紹介していきます。
マッケンジー体操を開始すれば当然、痛む部位が変わったり症状が緩和されるといった何かしらの反応が生まれます。
その中でも痛みの中央化現象などはマッケンジー体操が正しく行えているシグナルになる一方、体操を続けることで痛みがますます強くなったり、痛みの範囲が拡大していく場合はそもそも体操が自身の腰痛に合っていないか体操のやり方が間違っている場合もあるので注意が必要です。
マッケンジー体操による症状の観察
マッケンジー体操を行うにあたり以下の3つを観察する必要があります。
- マッケンジー体操により、症状はなくなるか。
- マッケンジー体操により、痛みが強くなるか、弱くなるか。
- マッケンジー体操により、痛みが他の部位に移動するするか。
マッケンジー体操が腰痛に有効性があり正しく体操が行えている場合は最初に痛む部位が変わり、症状が軽くなり、最終的に痛みがなくなるという経過が一般的です。
痛みの変化は人それぞれですが、すぐに効果が表れる事もあれば、10回程度繰り返す事で徐々に効果が出始めるという事もあります。
マッケンジー体操による「中央化現象」
特に重要なのがマッケンジー体操によって元々、腰全体に広がっていたり、お尻や太ももの裏に感じていた痛みが腰の中心に移動してくる「中央化現象」があります。
「中央化現象」が起きているのであればそれは良い兆候と判断する事が出来、ご自身の腰痛に対して効果的な正しい体操ができていてると言えます。
腰痛の中央化により痛みが緩和されるのは腰を後に反らせる腰椎の伸展運動がほとんどです。
マッケンジー体操の効果検証まとめ
マッケンジー体操は体操そのものが正しく出来て初めて効果に繋がります。
正しい方向に運動できている場合は
- 痛みが中央化する(ふくらはぎやお尻、腰の片側から中心に移動)
- 痛みが徐々に軽くなる
- 腰の動く範囲が増える
一方間違った方向へ運動している場合
マッケンジー体操によって一時的に新たな部位に痛みが生まれるケースはありますが、全く痛みが変わらないもしくは増えるといった場合はそもそも体操のやり方が間違っている可能性もありますので改めてサイト内の体操の解説ページも参考にしてください。
体操のやり方が正しくても逆効果という場合は体操を無理に続けるのではなく整形外科等の医療機関の受診を検討してみてください。