このページでは2019年6月に実施した腰椎椎間板ヘルニアを起因とされる坐骨神経痛の緩和の為に実施したヘルニコア手術の効果を経過観察の期間毎に更新していきます。
私の場合、ヘルニア手術の効果は時間をかけるまでもなく手術実施直後より明らかにそれまであった
- 腰周りの鈍痛
- 左臀部(おしり)の神経痛
は改善されており術後のMRI画像などを見るまでもなくヘルニコアの効果を体感できてはいます。
ただし、客観的な画像判断にてどの程度の効果があるのかという部分は自分自身を含め気になる部分ではありますのでその辺りを定期的に記録に残していこうと思います。
ヘルニコア手術直後の感想
ヘルニコア手術直後の効果というか感想に関しては、手術当日のページにて記録を残しています。
坐骨神経痛に関しては手術にあたり部分麻酔を行っている事や痛み止めも常用している事もあり特段変化は感じません。
ただし、退院翌日の朝から明確に越し周りが軽くなりそれまであった坐骨神経痛が明確に緩和された事を今でも覚えています。
ヘルニコア手術当日の様子はこちらのページで紹介しています。
ヘルニコア手術1ヵ月後の効果(レントゲン検査と問診)
坐骨神経痛が完全に快方したとまでは言えませんが術前と術後では比べ物にならないくらい左臀部からの神経痛は軽減され、生活の質は間違いなく改善しました。
なによりある程度長くイスにすわっていても痛みが出ないのでデスクでの作業に集中できるのが大きな収穫です。
因みに、1日3回飲まずにはいられなかったロキソニンと胃薬は術後3日分の抗生剤の終了に併せて試しに止めてみたところ、こちらも特に体況に変化がありませんでした。
痛み止め飲まなくても坐骨神経痛が出ないのであれば飲む必要はないのでヘルニコアによって服薬も中止する事ができたのも効果の一つです。
副作用による腰痛の程度について
ただし、副作用なのか腰痛に関してはそれなりに激痛で長時間移動する場合などはコルセット必須であり、この痛みが続くのも辛いところがあります。
術後1ヵ月検診で担当医に副作用による腰痛を相談したところ、現時点ではヘルニコアの効果があったので腰痛が発生しているので生活上、大きな支障がないのであれば一旦様子見ということでした。
ヘルニコア手術4カ月後の画像診断(MRI)による効果
ヘルニコア実施後に神経を圧迫していた椎間板部分はどうなったのか気になる所です。
そこでヘルニコア手術(2019年6月)から約4カ月経過後の2019年10月に再度手術を実施した大学病院にてMRIによる画像判定を行いました。
手術前のMRI画像(2019年2月)
改めて、ヘルニコア実施前(2019年2月)のMRI画像を見ると飛び出した椎間板が神経を大きく圧迫しているのが分かります。
ヘルニアによる坐骨神経痛の自覚し始めたのが2018年8月頃なので痛みを感じ始めてから半年経過した頃のMRI画像になります。
術後4カ月のMRI画像(2019年10月)
上記が、ヘルニコア実施4カ月が経過した後のMRI画像になります。
2019年6月にヘルニコアを実施し4カ月後の2019年10月の撮影です。
神経に若干触れている感じはありますが手術前の画像と比較すれば神経への食い込み具合が圧倒的に小さくなっている事が分かります。
手術前と手術後の比較
並べて比較した場合でも明らかに椎間板が縮小して神経の圧迫を抑えている事が分かります。
ヘルニコアを実施する事で椎間板の水分が分解され、椎間板自体が黒く映るという事前説明も受けており、こちらも画像を見るにその通りとなっています。
ヘルニコア手術から4カ月経過後の効果について
自分の場合はヘルニコア実施によって明らかにヘルニアによる坐骨神経痛は緩和しています。
完治とまでは言わないまでも間違いなく良い方に効果があった事は体感できており自己判断では寛解に近いのではと思います。
今回MRI画像での比較をする事で客観的に見てもヘルニコアの実施によって飛び出してしまっていた椎間板の縮小による神経圧迫の改善を確認する事ができました。
ヘルニコア手術後の坐骨神経痛について
腰椎椎間板ヘルニアを原因とする坐骨神経痛に関しては手術前、
でしたがこららはヘルニコア手術後ほとんど感じる事は無くなりました。
痛み止めも術後3日目より服用を停止し現在に至ります。
長時間、腰に負担のかかるような姿勢でデスクワークなどを行うと稀に坐骨神経痛的な痛みを感じるというか思い出すようなケースもありますがそれが日常的に発生する事はありません。
ヘルニコア手術後の腰痛について
ヘルニコアの副作用として事前に聞かされていた腰痛は術後4カ月目まではかなり強烈な痛みがあり、少し腰が動くだけでズキズキ痛むような印象です。
腰が動く=ほぼ全ての動作に関係するので静止している以外は痛むイメージです。
くしゃみ等の突発的な動作が入るとそれこそ激痛を感じます。
ただし担当医曰く「術後の腰痛はヘルニコアが上手く効いている証拠」とも言われ、前向きに捉える事もできます。
この腰痛に関しては常時コルセットを使用して腰の動きを制限する事で大部分を緩和する事が可能でした。
また術後4カ月(MRI撮影後)を過ぎだした辺りから当初の腰痛(激痛)に比べると徐々に緩和されだしてきている体感があります。
腰痛に関しては今後も進捗を報告出来ればと思います。
ヘルニコア手術から6カ月経過後のレントゲン画像診断
6月にヘルニコア手術を実施してから6カ月(約半年後)経過後のレントゲンを撮りましたのでそのレントゲン画像と術前との違いになります。
体の角度や画像の等倍が必ずしも一致しているわけではないので完ぺきではありませんが、やはり4番目と5番目の椎骨の間にある椎間板の高さが低くなっているように見えます。
勿論ヘルニコアをする事で椎間板内の水分を分解し、椎間板自体を小さくする効果があるので正常反応と担当医も言っていました。
幸い、手術から4カ月を経過した時点である程度、腰痛も緩和されてきているので特に問題は感じていません。
運動によるヘルニア再発の可能性について
ヘルニコアの効果が上手く出た後で再発の可能性を担当医に聞いてみた所、再発する期間(椎間板がヘルニコアによって柔らかくなっている状態)は過ぎてはいるとの事でした。
久しぶりのフットサルによる再発の可能性
ただ、非常に気になるのが年末に高校自体の友人達と久しぶりにフットサルをやってしまいヘルニコア施術後より収まっていた左臀部(おしり)の神経痛が微妙に復活してる感じがあります。
具体的にはパソコンデスクに座っている時に症状が現れる感じで、座っていられないという事は無いのですが明らかに再発した感じがあります。
この再発的な神経痛も引き続き様子を見ていきつつ状況を更新していきます。
このページのまとめ
以上、このページではヘルニコア実施後の効果について紹介させてもらいました。
ヘルニコアを実施する前は
- アレルギー反応出たら怖いな
- 結局外科手術する事になったら嫌だな
と言った不安がありましたが、いざ実施してみると結果は術前術後のMRI画像からも一目瞭然。
見事に飛び出したヘルニアは縮小し、神経の圧迫が抑えられた事で坐骨神経痛もほとんどなくなりました。
ただし、この効果はあくまで私のケースであり、腰椎椎間板ヘルニアに罹患されている全ての方に同様の効果が約束されたものではないのでその部分はご理解ください。
やはり、ヘルニコア前後で神経痛は抑えられてはいるものの少しでも神経に触れてしまえば元の状態に戻る可能性があるという事を痛感しました。
ヘルニコアの実施によって坐骨神経痛の緩和に関しては効果があったものの、引き続き再発が起きないような自助努力は必要かと思いますのでその部分に関しては引き続き探求していこうと思います。