腰痛にも様々なものがありますがその多くは慢性腰痛等の非特異的腰痛に該当します。
原因疾患となる病気などは特になく通常は3カ月程度で自然治癒しますがほとんどの方が長期間にわたり良くならない腰痛に悩まされています。
原因不明の非特異的腰痛でも痛みが引き起こされているポイントは察しがついておりこれに対策などを解説していきます。
腰痛の原因は大きく2つに分けられる
腰痛は現在、大きく2つに分類できるというのが世界的な考え方になります。
診察や画像診断で原因が特定できる特異的腰痛
一つは診察や画像診断によって原因が特定できる腰痛で「特異的腰痛」です。
特異的腰痛
原因となる明確な病気がない非特異的腰痛
一方、原因となる明確な病気が無い腰痛を「非特異的腰痛」と呼ばれ長引く腰痛やぎっくり腰(急性腰痛)もこちらに該当します。
非特異的腰痛で痛む理由
非特異的腰痛も原因となる病気が無いだけで対策が無いわけではありません。
痛みが起こる理由は椎間板や腰の関節のちょっとしたズレや傷、これにともなう炎症などによって起る痛みと考えられています。
椎間板や腰の関節がズレたり傷つく訳
なぜ椎間板や腰関節がズレたり傷ついたりするかと言えばそのほとんどは腰に悪い姿勢に原因があると言われています。
その為、こうした腰痛がある場合は姿勢矯正やマッケンジー体操での症状の改善を推奨しています。
非特異的腰痛が長引くのはなぜか?
そもそもこうした非特異的腰痛が長引くのは過度に腰をかばっている事で腰や背中の筋肉が更に緊張してる可能性も高いです。
活動する事で腰痛を長引かせない
ぎっくり腰(急性腰痛)も発生直後は確かに辛いですが安静にして全く動かない人よりも出来る範囲で普段通りの生活をする方がその後の腰痛のが改善している研究結果もあります。
このページのまとめ
病気に起因しない85%の腰痛(非特異的腰痛)の痛みの原因は椎間板のズレといったいわゆる椎間板性腰痛であると考えられています。
この椎間板のズレは前かがみのデスクワークや中腰作業等、腰に悪い姿勢を慢性的に続ける事で脊椎のS字カーブを崩し腰椎前弯を失う事とされています。
そこで腰椎前弯を維持する為の姿勢矯正法やS字カーブを復活させる体操なども解説していますので是非チェックしてみてください。